京都(左京区聖護院):南禅寺→河道屋・養老(蕎麦)→聖護院八ツ橋総本店
2006年 01月 31日
カレーうどんの店が休業というショックを引きずりつつ、先に南禅寺へ。
正応4年(1291年)に開創されたお寺。初めて訪れたが、規模の大きさに驚き。
石川五右衛門の伝説で有名な正面の三門が迫力!(上に登れる)
ショック・ザ・カレーうどん(ピーター・ガブリエル風)は心の彼方に。
下:南禅寺水路閣、南禅寺本坊の方丈庭園・・江戸初期の枯山水を代表する庭園。
書院の室内は撮影できないが、ほのかな薄明かりが幻想的で、ふすまの古さに時代を感じる。
広廊下で「殿~~殿中でござる」ってほざいてしまった、城じゃなくて寺だというに。
南禅寺を出て、人気の湯豆腐のお店にさぐりを入れたが、外にまで並んでいてげんなり。
他にも湯豆腐のお店はあるが、なんとなく湯豆腐インの気持ちにならないまま、
南禅寺前交差点まで降りてくると逆にお店はなくなる。
目的地もないままうろつくのは無駄、無駄、無駄ァァア。雨はやまないし、寒いし、空腹だし。
やや近場にお蕎麦屋がガイドブックに載っていたのでタクシーに乗って直行した。
料亭のようなたたずまいが印象的な河道屋・養老は昭和4年創業で、昭和37年に聖護院に開店。
築130年の白川の農家を移築したお店。
名物の「養老鍋」は、自家製の生そばときしめんをいただく鍋料理で、生麩・湯葉・菊飛龍頭など、老舗から取り寄せた材料や、新鮮野菜を入れて煮込む。
もちろんお蕎麦だけでもOK。
横のテーブルの団体は鍋を食べていたが、私たちは単品の蕎麦を注文。
お座敷でお蕎麦だけって何か贅沢夢気分。
ここの女将さんがすごい京都弁で、「おおきに」「おまっとさん」「すんませんなぁー」はよく聞くが、
「にしんは、どちらどすえ?」
どすえ・・・・ってドスとサラシはヤクザ映画以外になかなか聞けるもんじゃない(ドス違い)。
●にしん蕎麦(連れ)
大きなにしんが蕎麦の底に沈んでるっ。
私はあまりにしん蕎麦は得意じゃないが、味見してみると柔らかくとても味が良い!
一口飲むと冷えた体にしみこむよう・・・「北海道はあったかいよー!」←シチュー?
鶏肉もさることながら、この上品な出し汁と、出しから漂う山椒の香りがとても合って旨い。
山椒ってウナギ以外に自分的にはあまり用途がなかったが、こんなにお蕎麦に合うのね。
美味しくてすっかり全部飲み干した。(この後、さっそく京都の山椒を購入)
河道屋・養老は山伏の総本山こと聖護院の西門前に建っている。
聖護院と言えば八ツ橋発祥の地。
近くに聖護院八ツ橋総本店を発見!琴の形に似せた干菓子を、「八ツ橋」と名付けて発売するようになったのが始まりだそうで、
創業元禄二年。
京土産にちょうどよいですな。
生八ツ橋なんてサービスエリアで「夕子」とか買えるが、本店で購入するとまた気分が違う。
「生八ツ橋」 餡子なしのシンプルなニッキ味の生八ツ橋。
「かきつばた(くり)」可愛らしい栗の形をした生八ツ橋の中に栗の餡子が入っている。
「かきつばた」はお客様用に出してもサマになるし、
「生八ツ橋」は目の穴を開けて、一反木綿だよ~っと子供に出せば受けるかも(不気味?)
(関係ないが、久しぶりにあった中学の後輩(女性)が一反木綿柄のTシャツを着ていた時はビビッた)
←私が喰い散らかした後じゃありません。
いろいろな種類の生八ツ橋の試食。飾りじゃないのよ八つ橋は。
イチゴ、抹茶、栗、餡子・・
これだけ食べれば大満足!
ちょうどお蕎麦の後のお口直しが欲しかったのよね。( ̄ー ̄)ニヤリッ
これから徒歩で更なるデザートのケモノ道を突き進む予定。
つづく。